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October 31, 2004
頭がいい人、悪い人の話し方
ちょっとしたきっかけから「頭がいい人、悪い人の話し方」(樋口 裕一)を買って読んでみました。きっかけというのはたいした話ではなくて、つい先日に同じ著者の別の著書を読んでみたせいです。自分でもろくに書けないくせに、ひとの書いた文章を添削しなければならない機会があったので、この2週間はこの手の本を何冊か買いあさって読んでいたのでした。というわけで、小論文の書き方に関係しそうな数冊についてはまたそのうちに。
さて、「頭がいい人、悪い人の話し方」ですが、なかなか微妙な本でした。面白いといえば面白かったのですが、これは楽しみ方にこつが要るなーと思いました。つまり、「あー、これは、あのひとの話し方だな」と、当てはまりそうなひとを思い浮かべながら読むとちょっと楽しめます。できれば、好きでない上司や先輩なんかを思い浮かべた方が楽しめると思います。これを逆に「当然いくつかは自分にも当てはまるはずだから、欠点に気づいて改善するために役立てよう」みたいな謙虚な姿勢で読もうとすると、どうにもつまらない本かもしれません。そう感じた理由を特に分析はしませんが、この本の全編に流れるトーンとしての「頭の悪さ」に対する攻撃性や「知性」に対する盲信のようなものが鼻についちゃって、なんとなく落ち着かなくなったのかも。
ずいぶん前に何かの本で読みましたが、人間関係におけるスキルの高さ、つまり如才なさこそが、もっとも端的に「知性」を感じさせる、という調査結果があるんだそうです。嫌いなひとの話し方のタイプが批判されているのを見つけて笑って、それでストレス発散しながら如才なくつきあい続けることができれば、ひとの目に映るあなたはきっともっと「頭のいい人」に見えるはず。そういう意味ではおススメの一冊です。
投稿者 yam : October 31, 2004 02:29 AM
