January 03, 2006
東京タワー
昨年末は、仕事もばたばたでよろよろしてました。で、それならばと景気つけにハードカーバーの本を買って読んでた。話題の「東京タワー」。忘年会とかでさんざん飲んだ帰り道、読み進めるとこれが泣く泣く。涙腺緩むのはアルコールのせいか歳のせいか。今日の朝日新聞に「泣きたがるニッポン人」という記事がありましたがコレだね。あまりにも打算に溢れた時代に、病気とかそういうディスアドバンテージの上に成立する恋愛が純粋性をアピールするというソレ。
男女の純愛モノはあまりにも縁遠くて感情移入できませんケド、親が子をおもう献身的な愛にはすごく泣く。映画でいえば「ライフイズビューティフル」もそれ。むかし「ステラ」も観て泣いた。こういう親子の関係性は、「利己的な遺伝子」に裏付けられた打算的といえばそれこそこの上なく打算的な純愛。DNAにプログラミングされた遺伝的アルゴリズムたちによるゲームの理論。ぼく自身にしたって多少は不完全ながら立派に自己増殖してきたプログラムのインスタンスなんだから、これには感情移入します。遺伝子的に泣けちゃう。泣きました、はい、不完全なりに。

